琉球石灰岩は室内の床に用いられることは多くありません。
室内の床に用いる場合は、琉球石灰岩特有のス穴を埋めて処理している本磨きか水磨き仕上げがお奨めです。
特に本磨き仕上げは表面が強固に磨きあげられているので、素足での歩行にも靴での歩行にも対応でき、日常のメンテナンスも行いやすく、お奨めの仕上げです。
更に、磨き上げられていることで石の紋様・色彩が強調され、贅沢な空間に仕上がります。
日常の清掃等のメンテを考えれば「ス穴」があいていて「粉っぽい」質感がある切肌仕上げやビシャン仕上げは、本来、屋外の床で使用され、室内の床で用いる場合は、外部(屋外空間)との連続性を意識した商業施設・公共施設・一般住宅のエントランスに限るのがよいです。
推奨表面仕上げ | 本磨き・水磨き仕上げ |
施工・管理のポイント | 室内の壁で用いる場合と同じく、雨に濡れないため、吸水による風化・変化が起こりませんが、室内の床は壁に比べて人々の日常生活(食事時の食べこぼし等)で容易に汚れてしまう危険がつきまといます。 吸水性が高いため汚れやすい琉球石灰岩ですが、本磨き仕上げにすることで 吸水性が低減され、切肌・ビシャン・水磨きに比べ、汚れにくい素材に加工することができます。吸水防止処理を併せて行うと、さらに汚れの防止が期待できます。 |